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経理部には「決算・税務・原価・在庫」、「予算管理」、「会計・出納」の3グループがあり、私は原価・在庫グループに属しています。文字通り、原価計算と在庫管理が主な仕事で、前者の業務ではカスタマソリューション事業部とシステムソリューション事業部を、後者の業務ではインベントリ(実地棚卸)について会社全体の取りまとめを私が担当しています。
各事業部は、各々が行った一つひとつの作業(仕事)を顧客毎に売上、人件費、修理コスト、利益などの数字にして、各事業部の計画部門が月単位にそれらを集計します。そして私が所属する原価・在庫グループに報告を行い、社内の経理システムに入力しています。その報告データ上で原価計算が正しく入力・集計されているかをチェックするわけです。また、半期毎のインベントリの取りまとめが在庫管理の大きな業務のひとつです。
他には各事業部からの原価に関する問い合わせ対応や、原価見積りに対する見直しや原価発生状況を確認する会議を定期的に行うなどの仕事があります。


私の場合、配属後すぐに月次の決算処理を任されたので、わからなくても考えている時間もなく、とにかく判断して処理していくことが求められました。当時は同僚や先輩に聴いたり、見よう見まねでやってみることで精一杯でしたが、後で必ず一つ一つの処理や数字の意味を考えるようにしていました。実際は細かい計算処理などは全てシステムが行いますので、入力してすぐ結果が弾き出されます。しかし、ブラックボックス化している処理一つひとつの中身を考え、弾き出された数字の持つ意味を把握しながら作業を行うことが経理として成長するポイントです。
経理の世界では、専門用語がわからないとかなり苦労するでしょう。その意味で最低限の経理知識は必要ですが、学校で習ったことがそのまま通用することはあまりありません。知識に縛られるのではなく、会社毎の経理処理ルールや事業体系に当てはめて応用できる柔軟性が求められます。
また、プライベートでの買い物時に財布に入っている現金、買うものの値段、残る現金、個人収入に占めるそれぞれの割合、投資の将来性、貯金など全体の資産の中でそれぞれの数字を意識している人は経理に向いているのではないでしょうか。
弊社は幸い財務に関しては無借金経営ですし、資金の流れも潤沢で健全な会社です。今後はグループ外もしくは独自のプロジェクトで新しい事業の柱を築き、現在の強みと絡めた相乗効果を期待したいです。
また、米国のサーベンス・オクスレー法※に対応して、 NECグループでも財務報告に関する内部統制を強化しています。経理の側面でいえば、それぞれの決算段階でのチェック機能とその責任者を明確にすることが求められます。私個人としても会計の側面から会社に貢献し、世界的に透明性の高い企業として認められるよう努力していきたいと思います。
- ※サーベンス・オクスレー法
- 米大手エネルギー・通信会社、エンロンの不正会計事件を受けて、2002年に成立した米国企業改革法。この中で、企業の責任強化策の一環として財務報告に関する企業の責任と経営陣による内部監査の評価が求められることとなった。同国に事業展開する NEC グループとしてもその法律に従い、会計の透明性をより具体的に明らかにすることが求められている。
入社1年目で初めてドコモショップの実地棚卸を一人で行ったときのこと。開始時間が遅れたり、棚卸用の端末機の調子が悪くプリンタ出力に時間が掛かってしまい、踏んだり蹴ったりの作業となった。結局、システムの稼動が終了する夜中の1時ぎりぎりまでかかってしまい、ドコモショップを出たのが2時過ぎ。タクシーもなかなか捕まらなかった上に、やっとの思いで捕まえたタクシーの運転手も話し好きでなかなか寝かせてもらえず、半分寝ていた状態で相槌を打ち続けた。

