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私が所属するモバイルサービス部は、NEC製通信端末機の修理を主たる業務としています。全国のドコモショップに持ち込まれる故障端末機は、平日で50から100台、週明けには100、200台にものぼります。こうした故障端末について、故障箇所を診断・解析して、不具合のある内部基盤を修理。筐体(ケース)を新しいものに交換して、最終検査を済ませて再出荷するまでが、私たちサービスマンの役割です。
修理は機種ごとのラインに分かれ、各工程を担当サービスマンの分業で行っています。私はN906iおよびN706iの修理ラインで診断・解析を担当しています。通信端末機の構造は、大きく無線系、画像などの記憶系からなり、CPUや各種のICなど、検査項目は多岐にわたります。
仕事はまず「一次診断」という初期診断で故障箇所をある程度まで絞り込みます。しかし、実際の故障箇所は検証してみるまで特定できません。この絞り込みで読み違うと、作業はやり直しになり作業効率が下がってしまいます。いかに故障箇所の目星をつけるか。これは経験と勘による部分が大きく、サービスマンとしての腕の見せどころ。それだけに、自分の想定通りに故障箇所が発見できたときが、この仕事のやりがいを感じる最高の瞬間なのです。

解析担当のサービスマンとして、今、自分自身の課題としているのは、解析のための技術力。これは経験と知識の両面から埋めていかなければなりません。その際に心がけているのは、まず、保守マニュアルを読んでも分からない点、疑問に思った点を、回路設計図や試験仕様書と照らし合わせ、専門書と首っ引きで調べることです。それでも分からなかったら積極的に質問をします。社内の先輩はもとより、メーカーであるNEC埼玉の生産担当者へ問い合わせるなどして、情報収集につとめます。特に通信端末機は毎年、春と秋に新機種が発売されますから、新機種の製品情報をキャッチアップしておく必要があります。
学校とは違って、基本的に仕事は業務を通じて自分で学ぶしかありません。私は大学の通信工学科で電子回路について学び、実際に解析業務に携わりたいと入社を決めました。もちろん基礎的知識は役立っていますが、大学で学んだことを生かせるのは2割程度。あとの8割は業務経験を積むことで身につけていくしかありません。そのためには、細かい作業工程のひとつひとつにおいて、なぜそうなるのか、と自分に問いかけ、自分なりの考えや理由をまとめる癖をつけておくことが大切だと考えています。
私たちは、お客さまからの預かり品を48時間で再出荷することを目標に日々、業務に取り組んでいます。この修理スピードの速さは、同業他社の追随を許さない、業界トップであると考えています。NECモバイリングは、このような優位性を維持しつつ、今後はNEC/ドコモ特定機種/メーカーに依存した現在の状態から、修理のプロフェッショナル企業として、他メーカーや通信端末機以外の機器に広がっていく可能性も秘めた会社です。技術者としてのやり甲斐を追求できるフィールドは、今後、ますます広がっていくでしょう。
就職活動は人生における大きな分岐点のひとつです。会社選びの基準は、仕事のやりがいや、夢や目標の実現、お金や名誉など、十人十色だと思いますが、そのすべてを手に入れる可能性はとても少ないかもしれません。しかし、就職活動にあたっては、自分の可能性を信じて、自分が本当に求めるものを見失わずに活動してください。そしてご縁があったら、一緒に働けることを楽しみにしています。頑張ってください。

入社直後は残業や休日出勤も多く、一時は体重が10Kgも減りましたが、現在は再び5Kg増量。仕事に慣れたということもありますが、会社の近所に好物のラーメンが集まった「新横浜ラーメン博物館」があることも原因のひとつかもしれません。


