
当社は、1972年の創業以来37年間、移動通信業界において、ポケットベル、業務無線、自動車電話、PHS、携帯電話と、時代とともに変わる事業環境の中で、変化に対応した事業変遷をたどり発展してまいりました。
当社の強みは、時代の変化に対応した事業戦略の構築と、実行していく対応力、そしてそれらを支える人材だと自負しております。
2008年の米国発の金融危機以来、世界中の多くの企業が不況に苦しむ中で、2008年度が過去最高益の決算となりましたのも、ひとえにこの強みが最大限に生かされた結果といえるのではないでしょうか。
これからも次の時代を見据えた経営戦略を立て着実に実行していくことで、成長戦略を描いていく所存です。
移動通信業界は今、大きな変化の時を迎えています。これまで固定電話やインターネットを中心とした固定通信網と、携帯電話を中心とした移動通信網は、それぞれ独自に発展してきましたが、ひとつに融合しはじめています。

加えて、放送網、ゲーム機、さらにはこれまで通信とはまったく無縁と思われていた家電にいたるまで、さまざまなものが融合し、ひとつのシステムとしてまとまり、家庭の中にもネットワークが構築され始めています。
当社は移動通信を核として発展してきましたが、これからは、移動通信と固定通信の融合(FMC=FixedMobileConvergence)をベースに、どのような商品やサービスを提供していくことがお客様の利便性や豊かさを満たしていくのか、知恵を絞り創意工夫を重ねていく必要があります。
もちろん当社の主力事業である、販売事業、基地局エンジニアリング事業、保守サービス事業においても、従来の延長だけでは成長は望めません。これから起こる変化を見据え、当社ではすでにさまざまな変化を起こしています。

販売事業では、光通信回線の販売、ステレオヘッドセット、ネットブックとデータカード、当社独自の無線スピーカーの販売など業務を拡大することで、次なるステージであるホームネットワーク時代に向け、事業の形態を単なる販売からコンサルテーションをともなった販売へと移行しつつあります。
基地局エンジニアリング事業においては、すでに家庭や企業の電波調査等にも取り組み、多くのノウハウを蓄積しています。これは、これまで培ってきた技術とあわせて、将来のホームネットワーク時代に、他社との大きな優位性になると考えています。
また、保守サービス事業で行っている、保守事業に加え、新規事業の一つであるコールセンター業務等も、これからのFMC時代には欠かすことのできないノウハウとなります。
ホームネットワークが本格的に普及すると、これまで以上に、お客様とより密接にかかわりを持ちながら、より便利でより快適な通信環境をお客様一人ひとりに提案していくことが求められてきます。

当社は、全国にある携帯電話ショップを最前線とした、「IT/NW(ネットワーク)融合サービスの総合コンサルテーション」を展開していきます。
そのためには当社の強みである、(1)携帯電話ショップを中心とした「顧客接点」、(2)創業以来培ってきた「無線(通信・ネットワーク)技術」、(3)保守事業で培ってきた「保守サービス力」を融合し、さらにはNECグループとしての総合力を加え、他社にはできないワンストップサービスの提供を目指してまいります。
まずは、「2010年3月期 営業利益78億円」を達成し、『FMC時代に光り輝く企業』へと発展していきます。
