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歯科医院経営活性化手法 第5号

テーマ:“主婦スタッフ”のスゴい取り組み


コンサルティングに伺った際、スタッフひとりあたりの約30分の個人面談や診療時間を約1時間削って頂いて、私から『このような意識で仕事をしましょう』『仕事を通じて成長していきましょう』というメッセージを伝えるために、ミーティングという形でお話させて頂いています。このようなメッセージを伝えていく中で、スタッフの仕事に対する意識が徐々に高まっていきます。

もちろん、それはとても素晴しい事ですし、私にとっても喜ばしい事なのですが、もし、このスタッフが既に結婚し、子供がいる場合、また新たな課題が出てきます。それは『家庭との両立』です。決して、スタッフ兼主婦の方全員という訳ではありませんが、仕事に対してこれまで以上に高い意識の芽生えたスタッフは、多かれ少なかれ『仕事と家庭の両立』に悩む事になります。

もちろん『仕事と家事の、どちらが大事か』などという議論など成立する筈もなく、結論としては『どちらも大事』という事になるのですが、現にこれまで『本当はもっともっと仕事に全力投球したいんですけど、やっぱり家庭が…』と、仕事に対して高まっていく意識に無理矢理ブレーキをかけそうになっている主婦スタッフを何人か見てきたのも事実です。

そこで今回は、家事や育児をしながらでも、仕事の質を高められたり、オススメの方法を、皆さんにもお伝えしていきたいと思います。

1、家族を仕事に巻き込んでしまおう!


私のクライアントの主婦スタッフで、自分の子供の定期検診を、自身が働いている歯科医院で行っているという方がいます。こうする事で、母親がどのような仕事をしているのか、どのような職場で働いているのか、という事が徐々に子供も分かっていきます。先日この主婦スタッフと話をしたのですが、定期的に母親の職場に訪れ、母親が仕事をしている姿を目の当たりにする事で、母親の仕事の重要性を認識し始め『私も将来、お母さんみたいな歯科衛生士になりたい』と言ってくれたそうです。このように子供から言ってもらえる事は、何よりのモチベーションアップに繋がります。

もうひとつ具体例としてご紹介しますと、私のクライアントでは、子供の予防クラブを設立している歯科医院が多いのですが、このようなクラブでは、夏は夏祭り、冬はクリスマスフェスタという形で、年2回大きなイベントを開催しています。このようなイベントを開催する事で、歯科医院とクラブ会員との結びつきをより強くし、これまでよりも歯に関する意識を高める事が出来ますので、これらイベントは非常に重要です。

このイベントにぜひ、ご自身の旦那様にもボランティアスタッフとして参加してもらう事をオススメします。基本的にこのイベントには、クラブ会員の子供が参加する筈ですので、それはつまり、スタッフとクラブ会員は既に何度か面識がある、という事になります。ですからイベント中もクラブ会員である子供が、スタッフにスキンシップを求めてくるのです。このような光景を旦那様が目の当たりにする事で、『妻の仕事』に対する認識が、これまでよりも大きく変化すると思われます。

実際私のクライアントの主婦スタッフで、このように旦那様にイベントに参加してもらう事で『如何に仕事に一生懸命取り組んでいるかが、よく分かった』『夜遅くまで、このようなイベントの準備をしている理由も、十分理解出来た』という事を言ってくれたようです。

このように自分の家族に、自分の仕事について深く理解してもらう、という事は非常に大切であると思いますので、ぜひ実践してみて頂ければと思います。

2、DVDやiPodなどを活用してみよう!


最近は日曜日も診療をしている歯科医院が増えてきましたが、基本的には多くの歯科医院では、日曜日は休診になっていると思います。ですから、歯科医院経営に関するセミナーやスケーリングなどの技術力アップなどの研修は、歯科医院が休診である日曜日に開催される事が多いのです。しかし平日は仕事に集中しているので、どうしても家事は医院が休診である日曜日に集中してやってしまおう、と思っている主婦スタッフは多いと思います。
そうなると、必然的に上記セミナーや研修会には参加出来ない、という事になってしまいます。

もちろん家族の理解を得られ、環境的にも、仕事が休みの日にこのような勉強会に参加出来るという事であれば、積極的に参加する事が一番良いと思いますが、なかなかそれを実行する事は難しいという主婦スタッフの方も少なくないと思います。このような主婦スタッフにオススメなのが『DVDやiPodなどを活用した勉強方法』になるのです。

私のクライアントで、まだ子供が小さい主婦スタッフがいるのですが、このスタッフは現在、スタッフを束ねる『チーフ』という役割を担っています。このスタッフに私は『コーチング』というスキルを身に付けてほしいと思い、それを打診したところ、旦那様と一緒にコーチングに関するDVDを観たり、洗濯物を畳んだり、食器を洗ったりなどの単調な作業の際は、iPodを利用して、耳からコーチング技術を学んでいる、というスゴイ取り組みを実践してくれました。

この事例で、皆さんに感じ取って頂きたいのは『時間はある、なしで括(くく)られる、ものではなく、作るか、作らないかで括られるものである』という事です。誰にとっても与えられた時間は24時間ですし、日本全国に小さい子供がいる主婦スタッフは大勢いる訳ですから、小さい子供がいる主婦スタッフという存在は、決して珍しいものではないのです。

もちろん、これまで仕事に集中していれば良かったものが、家庭や子供を持つ事によって、全くこれまでと同じようにいく訳ではないという事はよく分かります。ですが、限られた時間、限られた環境の中で、最大限のパフォーマンスを発揮する、という事は、プロフェッショナルであれば、業種問わず誰でも同じであると思います。

今回ご紹介したのは、仕事と家事を両立させる、ひとつの例に過ぎません。ご紹介した方法よりも、更に仕事と家事を両立させる方法がある筈です。皆さんの歯科医院にも主婦スタッフが勤務していると思いますので、ぜひ今回の内容を、主婦スタッフの方に伝えてみてほしいと思います。


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